被災地で一緒にスポーツしよう! 「第2回 早稲田カップ powered by adidas」

POSTED:2013.09.24

 

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震災以降、有名選手によるイベント開催、あるいは近隣の大都市でのスポーツイベントへの招待などを通して、被災地の子供たちにはずいぶん笑顔が戻ってきたものの、大人は日々の生活や仮設住宅での暮らしに疲れてきているという話を方々から耳にしました。そこで、これはスポーツの出番だ!そして、チームで盛り上がるにはFootballだ!ということで、被災地のサッカー少年団のために昨年から開催されている「早稲田カップ」に対して、アディダスより大人の部の開催を提案し、実行委員会から快諾をいただき、去る9月14日(土)に「第2回 早稲田カップ powered by adidas」が開催されました。

 

「早稲田カップ」とは、三陸沿岸部の子供たちが震災後サッカーをする場所がなくなり運動不足と大会から疎遠になっている状況を受けて、加藤久さん(※1)と早稲田大学ボランティアセンター(※2)が企画、陸前高田市サッカー協会に主催をお願いして昨年実現した大会です。沿岸部だけでなく、内陸部のサッカー少年団も集めて1年に1回開催されていますが、同大ア式蹴球部部員が陸前高田に赴き、少年団の子供たちの世話をし、審判・大会運営もこなしています。今回は、そこにアディダス ジャパンからもサッカー部と応援団からなる総勢50名の従業員が乗り込み、地元のチームと熱戦を繰り広げてまいりました。

 

今回は初めて被災地を訪問した社員も多くいたせいか、まだまだ傷跡が残る市街地に愕然とし、移動のバスの中で口をきく者は皆無。これが現実なんだと心に刻みます。

 

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会場は気仙小学校仮設グラウンド。加藤久さんはじめ日本サッカー協会とボランティアの方々が震災後に種をまきメンテナンスをしてきた市内唯一の芝グラウンドです。

 

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大人の部は、地元高田FC、近隣で強豪の遠野FC、そして先日のドイツ遠征で腕(足?)を磨いた陸前高田第一中学校サッカー部、アディダス ジャパン サッカー部の4チーム総当たり戦ですが、十分な広さがないため8人制、そして3チーム総当たりの為、前後半15分のマッチとなりました。

アディダス ジャパンは選手登録が多かったので、3チームに分けて3試合別メンバーで臨みました。

<第一試合>adidas赤組x 高田一中。

「中学生でも手を抜かない」なんて言っていたのは最初だけ。「大人げない」と言われるほど必死に戦ったものの、1-2と敗北。

 

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<第2試合>adidas青組 x 遠野FC

adidasサッカー部はベテラン組。白熱した試合展開となり、結果は2-2。

 

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試合の合間、昼食時間には数組に分かれて陸前高田物産センターに。

仮設グラウンドの近隣に建てられた陸前高田物産センターには、近隣のケーキ屋さんが作っている手作りバームクーヘン、かもめのたまご、三陸昆布等、なかなか魅力的なお土産が揃っています。

 

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<第3試合>adidas白組x 高田FC          

最終戦で必ず勝利をもぎ取る、その意気込みのままに8-0と大勝。

 

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<エキビジションマッチ> adidasサッカー部 x 早稲田大学ア式蹴球部

最後は、現役大学生とのエキシビジョンマッチ。ボレーシュートを決めたフォワードの方はなんと54才!年齢を言い訳にできない0-1の黒星。

 

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終わってみれば、adidasは1勝1敗1分で3位。優勝は、何と高田一中!

先日のドイツ遠征が功を奏した!?

 

高田一中

高田FC

遠野FC

adidas

勝点

得点

失点

高田一中

 

3 ○ 0

1 △ 1

2 ○ 1

2

1

0

7

6

2

4

高田FC

0 ● 3

 

0 ● 4

0 ● 8

0

0

3

0

0

15

-15

遠野FC

1 △ 1

4 ○ 0

 

2 △ 2

1

2

0

5

7

3

4

adidas

1 ● 2

8 ○ 0

2 △ 2

 

1

1

1

4

11

4

7

 

 

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アディダスチームがそうであったように、傷ついたりショックを受けて気持ちが落ちていても、いざゲームが始まると中学生も大人もガムシャラに走りまくって、汗びっしょりになって、転んで・・・やがてみんな目をキラキラさせて笑って、肩を組んで、仲間になる。


スポーツには人を元気にする力があると信じられる一日でした。

また来ます。そしてまたスポーツします。

Our passion for sport makes the world a better place. (adidasのvisionより)


 

※1)現役時代は読売クラブ(現川崎ヴェルディ)レギュラーで、日本代表の主将も務めた。引退後に博士課程を修了され、母校早稲田大学で助教授など教鞭をとる。震災時より日本サッカー協会「復興支援特任コーチ」を担当し、職責を離れた今も毎月沿岸部を訪れ、サッカーグラウンドの整備や少年団への指導、協会関係者へのヒヤリングなど精力的に活動。

※2)正式名「早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター」。2002年4月に開設され、 「社会と大学をつなぐ」「体験的に学ぶ機会を広く提供する」「学生が社会に貢献することを応援する」という3つの理念をもち、早稲田大学の社会貢献の推進役として活動している。